事例紹介
Case Study
スポーツアナリティクスのためのBI活用支援
スポーツチーム運営において、データを活用することは珍しくはなくなってきました。この事例では、BIツール(データを可視化するのに使われる)であるTableauの使い方をサポートした内容を紹介します。
サービス自体の紹介に関しては、こちらのページをご覧ください。
クライアント業界・業種
スポーツチーム運営
状況・背景
- チームの成績が低迷している。
- 予算も多くない。
- 競技人気も頭打ちしている。
- チームの運営体制として、スポーツデータアナリストがおり、BIツールとしてTableauを使っている。
課題
- データの活用によりチーム運営を強化し、競技レベルを上昇させる
- 日々のチーム運営を強化するにあたり、データを活用するには、監督やコーチといったデータを見て意思決定する者と、そのためのデータを準備する者、つまりスポーツデータアナリストとが理想的な連携をする必要がある。たとえば、見たいときに見たい指標を素早く構築できる体制が整っていることが理想である。スポーツデータアナリストの役割としては、データを素早く集計できることや、見たいものを可視化できるようにツールを使いこなせることが望まれる。
具体的には、以下のような要望に対し、支援しました。
- 現状としては、リーグが契約しているスポーツアナリティクスの会社から定形レポートをもらっているが、リアルタイムで見たいと思っている。たとえば、試合が終わってMTGのときに見れると嬉しいと思っている。データはあるので、BIツールであるTableauで同じように可視化できると思っている。
- Tableauで可視化したいこととして、ペナルティキックのスタートとエンドの座標を用いて軌跡として描きたいが、実現方法が分からなかった。他の事例から実現できることはわかっていた。データ加工を行う方法がわからなかった。
- これまでのようにデータ集計や可視化を外部に委託することも一つの手ではあるが、毎回費用がかかることやリアルタイム性が失われることもあり、理想的ではないと思っている。そのため、自分たちでそれら業務を行いたいが、データの加工や集計といったデータの扱いに関しての概念やスキルは、専門的なものであり、ITの背景知識がないと自己習得は難しい。
データの種類
試合のデータ(日取り、試合、プレイ内容、結果、選手のデータ、マスタデータ)
解決策
1と2に関して。お手本となるようなダッシュボードを作った。また、座標の軌跡を可視化した。
3に関して。今回実現したダッシュボードの作り方とデータの扱いに関する概念を学べるような講習会も同時に実施した。マンツーマン形式で計5回実施した。
成果
今後、データ活用を自立して行うための基盤となる知見を提供できた。
BIの支援サービス自体の紹介に関しては、こちらのページをご覧ください。