R言語とは
1.Rとは
R は統計解析ソフトである。
他の統計解析ソフトとしては有名なものでSASやSPSSが上げることができるが、これらはとても高価である。
Rは無料で使用でき、Windows、Mac OS、Linuxと様々なOSに対応しているので、誰でも簡単に以下のサイトからダウンロード・インストールをして使用することができる。
・統計数理研究所 https://cran.ism.ac.jp/
今回はDownload R for (Mac) OS X(Mac用)のRをダウンロードする。
以下のページのR-3.2.3.pkgをクリックする。
すると、Rがダウンロードされる。
ダウンロード後はダウンロードされたインストーラパッケージを開く。
インストーラが開き、使用許諾契約同意、インストール先などが聞かれる。
全て問題がなければインストールが開始される。
インストールが完了されると、Launchpadに追加される。
Rを起動すると以下のような画面が表示される。
実際にRを使用して計算してみる。
“>”のマークの後に式を入れる。
・足し算
正しく、結果が5と表示されている。
・引き算
・掛け算
※掛け算の場合は、”×”ではなく”*”を使用する。
・割り算
割り算の場合”÷”ではなく”/”を使用する
また、0で割ると”inf”(無限)となる。
その他、絶対数、平方根、三角関数などの初等関数も使用できる。
ただし、“π”は”pi”で表現する。
※Rにおいて、”#”以降はコメントアウト(無視)される。
Rではグラフを描画することもできる。
次にRにあらかじめ用意されているデータを使用してグラフを描画する。
今回使用するデータは、主要な北アメリカの川の長さを与えるデータセットの”rivers”。
(このデータセットは、北米で141「メジャー」河川(マイル)の長さを与える。)
まずはRで”rivers”と入力してみる。
データが出力される。
このデータで間隔が1,000のヒストグラムを出力させる。
hist(rivers)と入力する。
別ウィンドウでヒストグラムが表示される。
その他に、
箱ひげ図や散布図、折れ線グラフ、円グラフ、さらに3次元グラフなども表示させることができる。